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神﨑神社

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龍の彫刻

 拝殿向拝天井にケヤキ材の彫刻が施されており、建築というよりは工芸品といえるぐらい素晴らしく、見る人を圧巻させる迫力があります。他にも、人物・鳥獣・竜宮城などの彫刻もあり、その美しさは見事です。彫刻を鑑賞しながらゆっくりと境内を散策されてみてはいかがでしょうか♪

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神﨑(かんざき)神社の創建由緒は不明ですが、室町時代末期の創建とも言われています。地元では「荒神(こうじん)さん」の愛称で親しまれ、水産開運、牛馬の守護神として県内外から厚い信仰を集めています。

御祭神:素戔鳴命(スサノオノミコト)
例祭日:7月28日

「波止のまつり」と呼ばれ、7月27日には前夜祭として花火大会が開催され、28日には御神輿や船御幸で盛り上がります。

神﨑神社【文化財】

神崎神社本殿、拝殿の扉・向拝(ごはい)天井の龍他
■県 指 定 保護文化財(建造物、彫刻)
■指定年月日 昭和27年9月15日

 文化財に指定されているのは、本殿と拝殿の扉・向拝の彫刻である。本殿は、方(ほう)二間(にけん)(桁(けた)行(ゆき)2.06m、梁(はり)行(ゆき)1.91m)の権現造(ごんげんづく)りで、通称八(や)ッ(つ)棟造(むねづく)りと言っている。

  正面の入母屋(いりもや)の屋根は長く伸び、軒は唐(から)破風(はふ)の向拝となっている。軒廻り(のきまわり)繁?(しげたるき)、三方は勾欄付(こうらんつき)の小縁(こえん)が設けられ、縁の腰組は三手先(みてさき)の斗?(ときょう)で緻密な構成からなる総欅造(そうけやきづく)りである。

  本殿は、向拝の唐破風(菊、龍、葡萄とリス)、屋根下(鳳凰、龍、象、蝶など)、木(き)鼻(ばな)(楓、菊、大根と鼠など)といった箇所に彫刻が施されている。また、拝殿の向拝には、天井に豪快な刀法で龍が彫られているほか、木鼻の獅子にも量感がある。

  本殿は、鳥取藩のお抱え宮大工小倉(おぐら)園(その)三郎(さぶろう)によって嘉永6年(1853年)に建立されており、拝殿は小倉園三郎の孫、平次郎が明治12年(1879年)に建築完成した。

  なお、当神社の創建は定かではないが、現存する一番古い棟札は、享保18年(1733年)9月12日である。

  棟札7枚も県指定保護文化財に指定されている。

■神崎神社へのアクセス

住所:鳥取県東伯郡琴浦町赤碕210

※大型バスは9号線まで。「荒神町バス停」で乗降。(バスは道の駅ポート赤碕駐車)



■年始の駐車場について
詳細は琴浦町観光協会へお問い合わせください。